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心理学

「アドラー心理学」とは何か?

およそ一世紀前に活躍した心理学者、アルフレッド・アドラー。


「人はどう生きるべきか」を問いかける、近年、「幸福になるための道しるべ」として、日本でもブームを巻き起こしています。
アドラーが提唱した心理学のことを、日本では一般的に「アドラー心理学」と呼びますが、アドラー自身は「個人心理学」と呼んでいました。


他の誰にも代えることができない個人の独自性に注目し、一人ひとりがどのように人生を生きていくべきかを考えたのです。
過去の経験は、自分の生を決定しないアドラー心理学の特徴として挙げられるのは、人は誰しもが同じ世界に生きているのではなく、自分が「意味づけ」した世界に生きていると考えることです。
同じ経験をしても、意味づけ次第で世界はまったく違ったものに見え、行動も違ってきます。

アドラーはこのことを説明するために、子ども時代に不幸な経験をした人を例に挙げています。例えば「自分が不幸な経験をしたことで、それを回避する方法を学んだのだから、自分の子どもは同じ経験をしないように努力しよう」と考える人がいる一方で、「自分は子どもの頃に苦しんでそれを切り抜けたのだから、自分の子どもも苦しさを乗り越えるべきだ」と考える人もいます。


このように「不幸な経験」をどう意味づけるかによって、その後の生き方や行動は大きく変わるのです。
今の自分が生きづらいのは、「幼い頃に親の愛が足りなかったから」とか「親から虐待にあったから」などと、「過去」に原因を求める人がいます。このように「過去経験が自分の生を決定している」という意味づけを行うことを「原因論」と言います。

アドラーは、原因論を否定し、自分がどうありたいか、どうしたいかという「目的」こそが自分の生をつくっていると考えました。アドラーのこの考え方を「目的論」と言います。


原因論で考えると、過去を変えられなければ、今の問題は解決できないことになってしまいます。しかし、目的論においては、立てられる目標は未来にあります。過去は変えられなくても、未来は変えることができるのです。


もちろん、これは人生が思いのままになるというようなことではありません。
むしろ、思いのままにならないことのほうが多いと言っていいくらいです。それでも、過酷な人生の中にあって、どう生きていくべきか態度決定をすることはできるのです。

※著書「アドラーの教え」より引用


アドラー心理学の目的論思考について人生のヒントになれば幸いです。

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※この投稿は、一般のユーザーさま個人の感想やご意見から引用しています。

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